急激
「急激な変化」などのように使う「急激」という言葉。
「急激」は、音読みで「きゅうげき」と読みます。
「急激」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「急激」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
急激の意味
「急激」には次の意味があります。
・物事の変化や動きなどが急で、はげしいさま。(出典:デジタル大辞泉)
「急激」をわかりやすく言うと「物事の変化が急で、かつ激しいこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・ところが、兄の方はこの急激な変化の意味をまったく理解しなかった。
(出典:秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏 その1』)
・恐ろしく急激な人口増加から生じた不安と強い勢いとに対抗する、ある程度堅固な道徳的秩序がなかったことは、あの時代の不幸でした。
(出典:ヘッセ/高橋健二訳『ガラス玉演戯(下)』)
・背景は国民所得の急激な上昇にあった。
(出典:佐藤正明『ホンダ神話 教祖のなき後で(上)』)
・彼は三年近くも見ない自分の子供等の急激な成長をどれ程のものともはっきり想像することすら出来なかった。
(出典:島崎藤村『新生』)
・ちょうどその頃から、免疫力低下の指標となるCD4というリンパ球の数値が急激な減少を始めました。
(出典:九里史生『SAO-Web-外伝4 絶剣』)
・阪急電車とは後者を云うので、その沿線はつい最近にこそ急激な発展をしたものの、当時は今の半分も人家がなかった。
(出典:谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』)
・「予定はその通りなんだが、今度の急激な円高にはまいったね」 と石倉は答えた。
(出典:山田智彦『銀行 男たちの挑戦』)
・この急激な改革の犠牲になったのは、それまでアルゼンチンを支えていた農業だった。
(出典:三好徹『チェ・ゲバラ伝』)