思考回路
「君の思考回路はおかしい」などのように使う「思考回路」という言葉。
「思考回路」は「しこうかいろ」と読みます。
「思考回路」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「思考回路」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
思考回路の意味
「思考回路」には次の意味があります。
・思考のパターン。考え方。一般的に、論理の展開や帰結などについて特定のパターンが認められる場合に、あまり好ましくない意味で用いられる。
(出典:実用日本語表現辞典)
わかりやすく言うと、「人間が物事を考える時の手順」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・さすがの私の思考回路も、火花を散らしてショートしてしまったようだ。
(出典:山本文緒『チェリーブラッサム』)
・俺にとって忠誠というのは、思考回路にインプットされた絶対のものだ。
(出典:栗本薫『さらば銀河1』)
・旧時代であれば、考えるだけで処刑台へ案内されてしまう思考回路。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第22巻』)
・生物として人間の思考回路はそういう風にできているというだけだ。
(出典:西尾維新『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』)
・独自の思考回路を使って、今回の事件の青写真を描いているのだろう。
(出典:神永学『心霊探偵八雲 第1巻 赤い瞳は知っている(角川文庫)』)
類語
・ロジック(logic)
意味:論法。論理。
(出典:デジタル大辞泉)
・論理(ろんり)
意味:考えや議論などを進めていく筋道。思考や論証の組み立て。思考の妥当性が保証される法則や形式。
(出典:デジタル大辞泉)
・筋道(すじみち)
意味:物事を行うときの正しい順序。
(出典:デジタル大辞泉)
・行動原理(こうどうげんり)
意味:人の言動の根拠となっている信念や欲望。
(出典:実用日本語表現辞典)
・パターン(pattern)
意味:きまった方式や形態。型。
(出典:精選版 日本国語大辞典)