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思う壺とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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思う壺

「相手の思う壺にはまる」などのように使う「思う壺」という言葉。

「思う壺」は、訓読みで「おもうつぼ」と読みます。

「思う壺」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「思う壺」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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思う壺の意味

「思う壺」には次の意味があります。

意図した状態。たくらんだとおり。(出典:デジタル大辞泉)

この言葉に含まれる「壺」は半丁博打などでサイコロを振るための壺が由来とされています。
腕の良い壺振り師は思い通りにサイコロの目を出すことができるとされ、このことが「意図したどおりの状況になる」の由来とされています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・しかし、そういう形で城を出ることは、信長にとって思うなのではないか。
(出典:井沢元彦『日本史の叛逆者 私説・本能寺の変』)

・「きみがそう思うのこそ、神保の思うじゃないか」 彼女は答えない。
(出典:小林信彦『怪物がめざめる夜』)

・「よし、こいつは思う壺だ」 二艘の舟は並んで石碣村の町へむかった。
(出典:施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(一)』)

・それがつまり向うの思う壺で、これは本来、立派な商業映画なのだ。
(出典:福永武彦『第二随筆集 遠くのこだま』)

・しかし、信長の敵がふえたことは、義昭の思う壺にはまることであった。
(出典:桑田忠親『戦国史疑』)

類語

我が意を得る(わがいをえる)
意味:自分の考えにぴったり合う。自分の思い通りだ。我が意を得たり。(出典:デジタル大辞泉)

然もありなん(さもありなん)
意味:そうであろう。もっともなことだ。当然のことだ。さもあらん。(出典:精選版 日本国語大辞典)

案の定(あんのじょう)
意味:予想していたとおりに事が運ぶさま。果たして。(出典:デジタル大辞泉)

唯唯諾諾(いいだくだく)
意味:少しもさからわずに、いいなりになるさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

図に当たる(ずにあたる)
意味:計略が思いどおりに運ぶ。計画や予想のとおりに物事が進行する。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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