応対
「お客を応対する」などのように使う「応対」という言葉。
「応対」は、音読みで「おうたい」と読みます。
「応対」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「応対」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
応対の意味
「応対」には次の意味があります。
・相手になって、受け答えすること。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと、相手の話をちゃんと聞いて応じるという意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・たとえばいまの応対をテープ・レコーダーかなにかにとられていた場合。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 横溝正史 「夜の黒豹」』)
・たいてい、かかってくる仕事の電話に応対し続けて時間を費やしていた。
(出典:和田はつ子『薬師』)
・最後に突撃したお宅だけは、奥さんが、ちゃんと応対に出てきてくれた。
(出典:桂米助『ごはん』)
・こんな応対がなかなか面白いので、私も君の来るのを待つようになった。
(出典:森鴎外『二人の友』)
・けれど、その日現れた客には、彼らもいささか応対に困ったようだった。
(出典:山本弘,安田均,高井信『妖魔夜行 しかばね綺譚』)
類語
・接客(せっきゃく)
意味:客に接すること。客をもてなすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・応答(おうとう)
意味:問いや呼び掛けに答えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・対応(たいおう)
意味:相手の出方や状況に応じてそれにふさわしく行動すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・反応(はんのう)
意味:ある働きかけに応じて起こる物事の動き。(出典:デジタル大辞泉)
・返答(へんとう)
意味:問いに対して答えること。(出典:デジタル大辞泉)