忘年会
「忘年会シーズン」などのように使う「忘年会」という言葉。
「忘年会」は、音読みで「ぼうねんかい」と読みます。
「忘年会」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「忘年会」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
忘年会の意味
「忘年会」には次の意味があります。
・その年の苦労を忘れるため、年末に催す宴会。としわすれ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「忘年会」の意味は、「その年に大変だったことを忘れるための宴会」です。
「忘年会」という言葉は、1772年の随筆「古今物忘れ」に初めて見られます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そのまま忘年会でのみすぎた酔っ払いのように路上で横になっていた。
(出典:石田衣良『アキハバラ@DEEP』)
・ 忘年会は韓国でも盛んですけど、これは植民地時代に日本から来た風俗です。
(出典:李御寧『「縮み」志向の日本人』)
・ 忘年会などで口をきくことはあるが、ゆっくり話すのはきょうがはじめてだった。
(出典:阿部牧郎『オフィスラブ――甘い誘惑』)
・忘年会でも新年会でも歌を指名されて、泣きそうな顔になった。
(出典:阿部牧郎『オフィスラブ――甘い誘惑』)
・店は結構混雑していた。 忘年会、というには少々早いが、まあどの会社も仕事の忙しいころである。
(出典:赤川次郎『幽霊記念日』)
類語
・納会(のうかい)
意味:その年や年度の最後に締めくくりとして催す会。(出典:デジタル大辞泉)
・宴会(えんかい)
意味:酒や歌舞などを伴う高揚した心の触れ合う機会。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・宴(うたげ)
意味:酒宴。宴会。さかもり。(出典:デジタル大辞泉)
・打ち上げ(うちあげ)
意味:事業や仕事などを終えること。また、その終了を祝う宴。(出典:デジタル大辞泉)