心掛ける
「安全運転を心掛ける」などのように使う「心掛ける」という言葉。
「心掛ける」は、訓読みで「こころがける」と読みます。
「心掛ける」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「心掛ける」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
心掛けるの意味
「心掛ける」には次の意味があります。
・いつも心にとめておくようにする。気をつける。心にかける。(出典:デジタル大辞泉)
「心掛ける」をわかりやすく言うと「常に頭の中に入れておき、注意すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・雰囲気や匂いを意識せず、的確という事だけを心掛けるといいと思います。
(出典:野原一夫『太宰治 生涯と文学』)
・新監督がまず最初に心掛けることは、なにをおいてもチームの統率だ。
(出典:牧野茂『巨人軍かく勝てり V9達成の秘密』)
・多人数を相手にするときは、まず背後へ回られないように心掛けることだった。
(出典:笹沢左保『地獄を嗤う日光路』)
・普段の希里子なら安全運転を心掛けるのだが、今夜は違っていた。
(出典:高橋克彦『偶人館の殺人』)
・いいか、キミは、目的意識を持って、基本に忠実なプレーを心掛けるんだ。
(出典:玉木正之『不思議の国の野球 チェンジアップを16球』)
類語
・勤しむ(いそしむ)
意味:熱心につとめ励む。精を出す。(出典:デジタル大辞泉)
・励む(はげむ)
意味:気持ちを奮い起こして物事をする。心を打ち込んで努める。精を出す。(出典:デジタル大辞泉)
・奮励(ふんれい)
意味:気力をふるいおこして行ない励むこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・努力(どりょく)
意味:力をこめて事をすること。あることを成し遂げるために、休んだり怠けたりすることなく、つとめ励むこと。また、それに用いる力。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・尽力(じんりょく)
意味:ある目的の実現のために、力を尽くすこと。(出典:デジタル大辞泉)