心待ち
「心待ちにしたデートの日」などのように使う「心待ち」という言葉。
「心待ち」は、訓読みで「こころまち」と読みます。
「心待ち」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「心待ち」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
心待ちの意味
「心待ち」には次の意味があります。
・心中で待ち望むこと。(出典:デジタル大辞泉)
心の底から期待して待ちに待つ事を意味する言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・彼らは、この溌剌とした女王が顔を出してくれるのを心待ちにしている。
(出典:同人『十二国記』)
・その中で男たちが心待ちにしているのが、鳥追の女たちでありましょう。
(出典:林真理子『本朝金瓶梅』)
・ただ話をするのが楽しい様子で、お吉もそれを心待ちにしているようだ。
(出典:畠中恵『ぬしさまへ』)
・わたしは心待ちに、彼が訪ねてくれると言ったクリスマスを待っていた。
(出典:三浦綾子『塩狩峠 道ありき』)
・こんなにたくさんの家族に心待ちにされて、私の弟か妹は幸せ者だと思う。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 35 私の巣』)
・いずれ自分にもあのような時が来ると、まだ見ぬ戦いを心待ちにした。
(出典:茶屋二郎『遠く永い夢(上)-本能寺 信長謀殺の真実』)
・私を呼びに来る人を心待ちに待ちながらも行きかねた気持であった。
(出典:宮本百合子『悲しめる心』)
・そして、俺はいつの間にか、彼女の姿を心待ちにするようになっていた。
(出典:松野秋鳴『えむえむっ! 第1巻』)