復元
「復元に成功した」などのように使う「復元」という言葉。
「復元」は、訓読みで「ふくげん」と読みます。
「復元」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「復元」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
復元の意味
「復元」には次の意味があります。
・もとの形態・位置に戻すこと。また、戻ること。(出典:デジタル大辞泉)
「復元」をわかりやすく言うと「元の状態に戻すこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・次の瞬間には、それらはまるで何事もないかのように復元されてしまう。
(出典:雨木シュウスケ『レジェンド・オブ・レギオス 第1巻 リグザリオ洗礼』)
・だが、それを撚りあわせても正確な歴史を復元することは不可能だろう。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 2 星界の断章 II』)
・尤家からの支援は、この書籍の復元作業と引き換えという形になっている。
(出典:井上祐美子『五王戦国志5 凶星篇』)
・復元手術もうまく行ったし、十日もすれば見た目には元通りの姿になるよ。
(出典:倉橋由美子『アマノン国往還記』)
・とても、その完全復元などということはわたくしなどには夢のまた夢です。
(出典:高木彬光『古代天皇の秘密』)
類語
・還元(かんげん)
意味:物事をもとの形・性質・状態などに戻すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・挽回(ばんかい)
意味:失ったものや遅れていたものを取りもどすこと。とりかえすこと。ひきもどすこと。回復。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・復旧(ふっきゅう)
意味:壊れたり、傷んだりしたものを、もとの状態にすること。また、もとの状態にもどること。(出典:デジタル大辞泉)
・カムバック
意味:引退したり、勢いの衰えていたりしたものが、もとの地位・状態に復帰すること。返り咲くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・リバイバル
意味:一度すたれたものが、見直され、再びもてはやされること。再評価。(出典:デジタル大辞泉)