御洒落
「御洒落する」などのように使う「御洒落」という言葉。
「御洒落」は、「御」を訓読み、「洒落」を音読みで「おしゃれ」と読みます
「御洒落」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「御洒落」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
御洒落の意味
「御洒落」には次の意味があります。
・服装や化粧などを洗練したものにしようと気を配ること。洗練されていること。また、そのさまや、その人。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと、「カッコいい・センスが良い」という意味となります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・あの頃よりもずっとおしゃれで、かね廻りのよさそうな様子をしている。
(出典:石川達三『充たされた生活』)
・昔のゲームセンターとは違って、おしゃれで女の人の姿もたくさんある。
(出典:沖田雅『先輩とぼく 00』)
・その代り人から御洒落と云われても、何の苦痛も感じ得ない。
(出典:夏目漱石『それから』)
・自分で服を選ぶなどはどれほどご無沙汰だろう。普通、女の子というのはもっとおしゃれに気を使うものではないのか。
(出典:鈴木大輔『おあいにくさま二ノ宮くん 1』)
・私の夫は背が高く、おしゃれで、実際見たところは立派な貴公子でした。
(出典:モーパッサン/新庄嘉章訳『-ある女の告白』)
・聞くところによると、おしゃれや健康維持だけが目的ではないらしい。
(出典:森瑤子『ジンは心を酔わせるの』)
・おしゃれがしたい、好きな服を着ていたいとは、だれもが思うことだ。
(出典:鷲田清一『てつがくを着て、まちを歩こう ―ファッション考現学』)
・おしゃれのこと思うと私はふき出してしまう、茶外套の頃を思い出して。
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)