影響力
「影響力がある」などのように使う「影響力」という言葉。
「影響力」は、音読みで「えいきょうりょく」と読みます。
「影響力」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「影響力」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
影響力の意味
「影響力」には次の意味があります。
・他に働きかけ、考えや動きを変えさせるような力。（出典：デジタル大辞泉）
「影響力」をわかりやすく言うと「人の心を動かし、行動を喚起したり、考えを変容させたりする力」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そのことは僕と君の関係に対しては何の影響力も持たないんだと。
（出典：村上春樹『国境の南、太陽の西』）
・全国紙の影響力は、夕刊とはいえさすがにほかとは比較にならなかった。
（出典：岩田洋季『月の盾』）
・世紀末におけるニーチェの影響力の大きさは大へんなものだったでしょう。
（出典：柴田南雄『クラシック名曲案内ベスト151』）
・法律に影響力を持つ人間っていうと、お役人と政治家じゃないか。
（出典：井上トシユキ,神宮前.org『2ちゃんねる宣言 挑発するメディア』）
・愛する夫の影響力が強くて、知らず知らずにそれが表情にまでも出て来ている。
（出典：シムノン／水谷準訳『サン・フォリアン寺院の首吊り人』）
類語
・求心力（きゅうしんりょく）
意味：他人を引きつけ、その人を中心にやっていこうとさせる力。（出典：デジタル大辞泉）
・威厳（いげん）
意味：近寄りがたいほど堂々としておごそかなこと。（出典：デジタル大辞泉）
・実権（じっけん）
意味：形式的な権力でなく、実際に有している権力。（出典：デジタル大辞泉）
・権威（けんい）
意味：ある分野において優れたものとして信頼されていること。（出典：デジタル大辞泉）
・効果（こうか）
意味：ある働きかけによって現れる、望ましい結果。（出典：デジタル大辞泉）
