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当意即妙とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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当意即妙

「当意即妙な受け答え」などのように使う「当意即妙」という言葉。

「当意即妙」は、音読みで「とういそくみょう」と読みます。

「当意即妙」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「当意即妙」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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当意即妙の意味

「当意即妙」には次の意味があります。

すばやくその場面に適応して機転をきかすこと。(出典:デジタル大辞泉)

「当意」は「その場ですぐに考えを出すこと」、「即妙」は「機転が利くこと」を意味します。
「当意即妙」の略として「即妙」と言うこともあります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・また季節による素材自体の変化に応じて、当意即妙に発想するのが料理だとも知らされた。(出典:松平維秋『松平維秋の仕事』)

・こういう危機にのぞんでの当意即妙の処理は、高杉でないとできない芸当である。(出典:大宅壮一『炎は流れる2 明治と昭和の谷間』)

・人にあやつられているだけの機械に、こんなに当意即妙の受け答えが出来ると思いますか?(出典:安部公房『第四間氷期』)

当意即妙に応答する才能に恵まれていなかったので、何も思いつかなかったからだ。(出典:バローズ/佐藤高子訳『ペルシダーに還る』)

・情感が豊かなことと当意即妙な知性では彼にかなうものはいませんでした。
(出典:アンデルセン/katokt訳『絵のない絵本』)

・俳句などというものは当意即妙で頓知さえあればできるもののごとく心得ている人がずいぶんありますが、そうではありません。
(出典:高浜虚子『俳句の作りよう』)

当意即妙に冗談がいえたり、余計なこといわなかったり。
(出典:長嶋有『ぼくは落ち着きがない』)

・そのあとの信長の処置が、この男にしかできぬ率直さと、当意即妙な政治的配慮に富んだものであった。
(出典:司馬遼太郎『国盗り物語』)

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類語

臨機応変りんきおうへん
意味:その時その場に応じて、適切な手段をとること。(出典:デジタル大辞泉)

最適さいてき
意味: 最も適当であること。いちばん適していること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

便宜べんぎ
意味:ある目的や必要なものにとって好都合なこと。便利がよいこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

剴切がいせつ
意味:よくあてはまること。非常に適切なこと。真相に近いこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

好都合こうつごう
意味:条件などにかなっていて、都合がよいこと。(出典:デジタル大辞泉)

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