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弥勒とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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弥勒

「弥勒菩薩」などのように使う「弥勒」という言葉。

「弥勒」は、音読みで「みろく」と読みます。

「弥勒」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「弥勒」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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弥勒の意味

「弥勒」には次の意味があります。

仏教の菩薩の名。サンスクリットのマイトレーヤMaitreyaの音写。漢訳名は慈氏。釈迦ののちを補う未来の仏とされ,伝説では南インドのバラモンの出身で兜率天(とそつてん)にのぼり(上生(じょうしょう)),釈迦滅後56億7000万年たってこの世にくだり(下生(げしょう)),衆生を救うという。末法思想の流行に伴い,日本でも弥勒信仰は盛んとなり,広隆寺,興福寺などすぐれた弥勒像を蔵する。(出典:百科事典マイペディア)

わかりやすく言えば「未来に現れ、生きとし生けるものを救うとされる仏」という意味です。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・遠い未来に出現すべしと伝えられた弥勒に頼ることもやめねばならぬ。
(出典:三木清 『親鸞』)

弥勒の出現を海から迎えるという信仰が、遠く隔てた南北の二地にある。
(出典:柳田国男 『海上の道』)

・二七五、二五九、二五四、二五七といった窟が交脚弥勒のお住居である。
(出典:井上靖 『私の西域紀行 下』)

弥勒は五十六億七千万年ののちにこの世にくだり来たって人々を救うという。
(出典:光瀬龍 『百億の昼と千億の夜』)

・それにしても、釈迦と阿弥陀と弥勒が横一列に配置されるのは珍しい。
(出典:柴門ふみ 『ぶつぞう入門 下』)

弥勒の像の前に立つと、葛子もその中にをり、お妙もその中にゐるやうだつた。
(出典:坂口安吾 『木々の精 谷の精』)

・いまは釈迦は既になく、釈迦のなき後を救うという弥勒はまだ現われない。
(出典:唐木順三 『無用者の系譜』)

・この弥勒菩薩像のように、内なる宇宙に向けられていたのではなかったろうか。
(出典:板東眞砂子 『蟲』)

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