差し支え
「差し支えない」などのように使う「差し支え」という言葉。
「差し支え」は、訓読みで「さしつかえ」と読みます。
「差し支え」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「差し支え」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
差し支えの意味
「差し支え」には次の意味があります。
・都合の悪い事情。支障。差し障り。(出典:デジタル大辞泉)
「差し支えない」は「問題ない」というよりも丁寧な印象を与えるので、ビジネスシーンでよく使われる言葉です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いずれが先、あるいは後であっても差し支えないという意見であります。
(出典:森村誠一 『棟居刑事の復讐』)
・その力も『学校の中では通用する』程度のものだと思って差し支えない。
(出典:鎌池和馬 『とある魔術の禁書目録 第13巻』)
・差し支えがないのなら、わたしに話を聞かせてくれませんか?
(出典:水野良 『魔法戦士リウイ 第1巻』)
・真夏の埼玉はとにもかくにも暑すぎて、ほぼ地獄と呼んで差し支えなかった。
(出典:竹宮ゆゆこ 『ゴールデンタイム第5巻 ONRYOの夏 日本の夏』)
・自分で理解していながら改善できないというのは、悪癖と言っても差し支えないだろう。
(出典:奈須きのこ 『DDD JtheE』)
類語
・支障(ししょう)
意味:さしつかえ。さしさわり。(出典:デジタル大辞泉)
・障害(しょうがい)
意味:さまたげをすること。じゃまをすること。また、そのさまたげとなるもの。さわり。しょうげ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・阻止(そし)
意味:妨げること。くいとめること。はばむこと。(出典:デジタル大辞泉)
・邪魔(じゃま)
意味:妨げること。また、妨げとなるものや、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・妨害(ぼうがい)
意味:邪魔をすること。(出典:デジタル大辞泉)