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しくじるとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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しくじる

「任務をしくじる」などのように使う「しくじる」という言葉。

「しくじる」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「しくじる」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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しくじるの意味

「しくじる」には次の二つの意味があります。

1 やりそこなう。失敗する。
2 過失などのために勤め先や仕事などを失う。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

しくじるの意味①「やりそこなう。失敗する」

「しくじる」の一つ目の意味は「やりそこなう」です。

「任務をしくじる」は「任務をやりそこなう」という意味になります。
この意味の「しくじる」は一般的に使用する機会が多く、うまくいかないことをあらわします。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・たとえ任務をしくじったところで、それで困る人間は一人もいないのだ。
(出典:樋口有介『木野塚探偵事務所だ』)

・試験でどんなにしくじったって、結果が出るまでまだ一週間もあるんだ。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 1 ハリー・ポッターと賢者の石』)

・もう少しで、お前と同じような大しくじりをするところまでいったんだ。
(出典:太宰治『親友交歓』)

・ここでしくじってはいけないということは、さすがにわかっているようだ。
(出典:東野圭吾『赤い指』)

あんたは与えられた仕事をしくじったし、いずれその責任を取らされることになるだろう。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK3』)

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類語

・仕損なう(しそこなう)
意味:やり方をまちがえて失敗する。何かをする機会をのがす。(出典:デジタル大辞泉)

失敗(しっぱい)
意味:物事をやりそこなうこと。(出典:デジタル大辞泉)

為損/仕損(しそこない)
意味:やり方をまちがえたり、結果がよくなかったりして思う通りにならないこと。
(出典:精選版 日本国語大辞典)

・蹴躓く(けつまずく)
意味:中途で失敗する。やりそこなう。(出典:デジタル大辞泉)

しくじるの意味②「過失などのために勤め先や仕事などを失う」

「しくじる」の二つ目の意味は「過失などのために勤め先や仕事などを失う」です。

この意味の「しくじる」はあまり使うことが多くありませんが、仕事などで重大な失敗をして「解雇」されたり「出入り禁止」となることをさします。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・先のある人を、学校でもしくじらせてごらんなさい、それこそ大変だわ。
(出典:徳田秋声『或売笑婦の話』)

・最後の会社をしくじってから、もう半年以上も操縦桿を握っていないのだ。
(出典:山田正紀『謀殺のチェス・ゲーム』)

・これでどれだけお出入り先をしくじっているかわからないのだ。
(出典:平岩弓枝『ちっちゃなかみさん』)

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類語

・解雇(かいこ)
意味:使用者の一方的な意思によって労働契約を終了すること。(出典:人材マネジメント用語集)

・解任(かいにん)
意味:任務を解くこと。職務をやめさせること。(出典:デジタル大辞泉)

・御役御免(おやくごめん)
意味:ある役目をやめさせられること。(出典:デジタル大辞泉)

・失脚(しっきゃく)
意味:失敗したり陥れられたりして、地位や立場を失うこと。(出典:デジタル大辞泉)

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