居心地
「居心地の良い家」などのように使う「居心地」という言葉。
「居心地」は、音読みで「いごこち」と読みます。
「居心地」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「居心地」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
居心地の意味
「居心地」には次の意味があります。
・ある場所・地位などにいるときの感じや気持ち。居心(いごころ)。(出典:デジタル大辞泉)
「心地(ここち)」は「感じや気持ち」を意味する二字熟語です。
「居心地」で「居る(いる)ときの感じや気持ち」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・天井の低い部屋は大そう清潔で、居心地がよかった。
(出典:ツルゲーネフ/佐々木彰訳『父と子』)
・彼はその居心地のよさを知っていて、そこに陣取っているように思えた。
(出典:原田宗典『はたらく青年』)
・愛人があまりに近くに住んでいるのは、男にとって居心地の悪いものだ。
(出典:東野圭吾『予知夢』)
・彼女は居ごこちさえよかったら、二日逗留するつもりで来たのであった。
(出典:トルストイ/中村白葉訳『アンナ・カレーニナ(下)』)
・ここ居心地良いのかも知れないけどもっとちゃんとした場所で寝た方が良いよ?
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!10』)
類語
・居心(いごころ)
意味:居心地に同じ。(出典:デジタル大辞泉)
・心地(ここち)
意味:外界からの刺激に対して起こる心の状態。心持ち。気持ち。気分。(出典:デジタル大辞泉)
・気分(きぶん)
意味:快・不快など、ある期間持続する、やや漠然とした心身の状態。(出典:デジタル大辞泉)
・着心地(きごこち)
意味:衣服を着たときの感じ。着ぐあい。着ごころ。(出典:デジタル大辞泉)
・座り心地(すわりごこち)
意味:座ったり腰掛けたりしたときの心持ち。また、ある地位などについたときの気分。(出典:デジタル大辞泉)