居丈高
「居丈高な態度」などのように使う「居丈高」という言葉。
「居丈高」は、音読みで「いたけだか」と読みます。
「居丈高」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「居丈高」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
居丈高の意味
「居丈高」には次の意味があります。
・人に対して威圧的な態度をとるさま。(出典:デジタル大辞泉)
「居丈高」を分かりやすく言うと、「偉そうで高圧的な様子」という意味になります。
最近の言葉でいうと「上から目線」とも言えます。
語源は「座った時の背が高い様」です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・急に居丈高な雰囲気になって、刑事は刀を握った手に力をこめた。
(出典:水野良,白井英,山本弘『妖魔夜行 悪魔がささやく』)
・居丈高に大声を上げる将校を、父と私は玄関の敷台に座って応対しました。
(出典:浅田次郎『壬生義士伝 上』)
・主君の権威を背にして訪れる使者は、たいていもっと居丈高なものだ。
(出典:小川一水『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』)
・居丈高に接触して、協力を得られると考えたのが間違いだった。
(出典:貫井徳郎『天使の屍』)
・彼女は居丈高に、八時に会いたいから自宅まで来るようにと言った。
(出典:若竹七海『依頼人は死んだ』)
類語
・横柄(おうへい)
意味:いばって、人を無視した態度をとること。無礼、無遠慮なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・高飛車(たかびしゃ)
意味:相手に対して高圧的な態度をとること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・高圧的(こうあつてき)
意味:権力に物を言わせて人を押さえつけようとするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・不遜(ふそん)
意味:へりくだる気持ちがないこと。思いあがっていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・高姿勢(こうしせい)
意味:相手に対して威圧的な態度をとること。高圧的な態度。(出典:デジタル大辞泉)