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富国強兵とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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富国強兵

「富国強兵のスローガン」などのように使う「富国強兵」という言葉。

「富国強兵」は、音読みで「ふこくきょうへい」と読みます。

「富国強兵」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「富国強兵」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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富国強兵の意味

「富国強兵」には次の意味があります。

国を富ませ、軍事力を大きくして、国の勢力を強めること。(出典:デジタル大辞泉)

幕末・明治初期における急速な資本主義化と軍備の充実をめざすスローガンです。徴兵令・地租改正・殖産興業政策により、資本主義を育成し国を富ませ、これを基礎として軍備を充実させ、欧米列強と対抗できる国力を育てようとしました。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・明治日本は、富国強兵のスローガンのもとに帝国主義への道を走っていた。
(出典:宮原安春『軽井沢物語』)

・一言にして言へば富国強兵が現代日本の最大の要請であつた。
(出典:丸谷才一『日本語のために』)

・日本はふたたび富国強兵の国家にならなければならない。
(出典:山田風太郎『戦中派不戦日記』)

・しかし、明治時代のような富国強兵を指示する時代ではないのだ。
(出典:星新一『きまぐれエトセトラ』)

・この三策で十年経てば富国強兵の基礎はでき、北方に新日本ができるであろう。
(出典:高田宏『言葉の海へ』)

類語

殖産興業(しょくさんこうぎょう)
意味:生産をふやし、産業をさかんにすること。(出典:選版 日本国語大辞典)

文明開化(ぶんめいかいか)
意味:人知が発達し、世の中が開けて生活が便利になること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

興国(こうこく)
意味: 国の勢いをさかんにすること。また、勢いの盛んな国。(出典:精選版 日本国語大辞典)

宣揚(せんよう)
意味:広く世の中にあらわすこと。盛んであることをはっきりと示すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

増強(ぞうきょう)
意味:人員・設備などを増やして機能を強化すること。(出典:デジタル大辞泉)

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