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寄生とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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寄生

「寄生虫」などのように使う「寄生」という言葉。

「寄生」は、音読みで「きせい」と読みます。

「寄生」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「寄生」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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寄生の意味

「寄生」には次の二つの意味があります。

1 ある生物が他の生物の体表に付着または体内に侵入し、そこから栄養をとって生活すること。付着または侵入されて害を受けるほうを宿主という。
2 他の働きなどに頼り、生きていくこと。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

寄生の意味①「ある生物が他の生物の体表に付着または体内に侵入し、そこから栄養をとって生活すること。」

「寄生」の一つ目の意味は「ある生物が他の生物の体表に付着または体内に侵入し、そこから栄養をとって生活すること。」です。

「寄生虫」などの場合はこの意味です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・人間の体内に寄生することができたとしても不思議はない。
(出典:和田はつ子『虫送り』)

・すべての栄養を他の植物から吸い取る寄生植物だそうです。
(出典:森村誠一『棟居刑事の断罪』)

・求めていた第五の細胞は、他の細胞の内部に寄生していたのだ。
(出典:野尻抱介『太陽の簒奪者 (ハヤカワ文庫)』)

・樹に寄生しているからみあった茎と小さな葉は独自の光を放ってかすかに輝いていた。
(出典:クーパー『(闇の戦い4)樹上の銀(完)』)

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類語

パラサイト
意味:寄生生物。寄生虫。寄生植物。居候。厄介者。(出典:デジタル大辞泉)

全寄生(ぜんきせい)
意味:寄生植物で、栄養の全部を宿主から吸収する生活形態。根や葉は退化しており、クロロフィルをもたず光合成を行わないので緑色をしていない。ナンバンギセル・ヤッコソウなどにみられる。(出典:デジタル大辞泉)

半寄生(はんきせい)
意味:植物の寄生の一種。自己のもつ葉緑素で光合成は行なうが、同時に他の植物に寄生して不足した水や養分を補うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

内部寄生(ないぶきせい)
意味:寄生動物が宿主の体腔・腸・組織・細胞・血液内などに寄生すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

寄生の意味②「他の働きなどに頼り、生きていくこと。」

「寄生」の二つ目の意味は「他の働きなどに頼り、生きていくこと。」です。

寄生虫のように、他者に頼り切って生きていく人間を意味します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・どんな結婚も、一方が一方に全面的に寄生するという形でなされてはならないのだ。
(出典:森瑤子『恋愛論』)

・だが、女の望む、寄生者に強そうな男とは、そうそういるものではないだろう。
(出典:竹内久美子『パラサイト日本人論 ウイルスがつくった日本のこころ』)

・結婚したとたん、くたっとして、男の人に寄生してしまったらそれで終わり。
(出典:森瑤子『恋愛論』)

・この寄生関係によって、城そのものはますます強大になっていくのかもしれない。
(出典:冲方丁『光圀伝』)

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類語

寓生(ぐうせい)
意味:他人に頼って生活すること。また、その人。寄生。(出典:精選版 日本国語大辞典)

寄宿(きしゅく)
意味:宿を借りて泊まること。また、他人の家に身を寄せて暮らすこと。寄寓。(出典:精選版 日本国語大辞典)

依存(いぞん)
意味:他のものに頼って生活または存在していること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

寄寓(きぐう)
意味:一時的に他の土地や他人の家に住むこと。また、その人。寓居。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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