実用的
「実用的な車」などのように使う「実用的」という言葉。
「実用的」は、音読みで「じつようてき」と読みます。
「実用的」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「実用的」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
実用的の意味
「実用的」には次の意味があります。
・実際の用に適するさま。実際に役に立つさま。(出典:デジタル大辞泉)
実際に用いる(=実用)際に役に立つ様子を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・最初から交通機関として役立てようという実用的なものであった。
(出典:湯川秀樹『創造的人間』)
・あなたは、どういう労働者が、実用的に見て最高だとお考えになりますか?
(出典:チャペック・カレル『RUR』)
・人間の姿はやらなけりゃならないことによっては、実用的じゃないことがある。
(出典:エディングス『マロリオン物語8 ダーシヴァの魔女』)
・イタリアの靴みたいに、しゃれた感じはないが実用的かもしれない。
(出典:田辺聖子『ヨーロッパ横丁たべあるき』)
・兵器というものは、あまり巨大化するとかえって非実用的です。
(出典:小松左京『復活の日』)
・俺は実用的価値のまったくない、たわけた服飾品を好んで着る。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!短編集1 放っておけない一匹狼?』)
・シリア全土を歩き回ったが、この間ずっと、アラビア語の実用的知識を獲得する機会に恵まれた。
(出典:シュリーマン/関楠生『古代への情熱』)
・というより、これは商売ではなくお姉さんの実用的趣味ではないのか。
(出典:田口仙年堂『吉永さん家のガーゴイル 第1巻』)