存在感
「存在感のある男」などのように使う「存在感」という言葉。
「存在感」は、音読みで「そんざいかん」と読みます。
「存在感」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「存在感」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
存在感の意味
「存在感」には次の意味があります。
・人や物が確かな存在であると印象づける感じ。(出典:デジタル大辞泉)
「存在感」という言葉をわかりやすく言うと、「目立っている」、「周りから一目置かれる」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・映画でも一場面だけの端役というようなものにかえって存在感を感じる。
(出典:色川武大『なつかしい芸人たち』)
・これが戦うために建造されたことを考えると、存在感はさらに圧倒的になる。
(出典:森岡浩之『星界シリーズ 1 帝国の王女』)
・その方が、男の胸によほどこちらの存在感を植えつけられるというものだ。不在ゆえの存在感。
(出典:森瑤子『風物語』)
・その痛みは、先刻のそれよりもやや存在感を増しているように思えた。
(出典:川原礫『アクセル・ワールド 第7巻 -災禍の鎧』)
・私はそれを、敵役として登場する日本軍の存在感の薄さにあるのだと思う。
(出典:橋本治『二十世紀(上)』)
類語
・目立つ(めだつ)
意味:とりわけ人目をひく。きわだって見える。(出典:デジタル大辞泉)
・際立つ(きわだつ)
意味:外見や態度などがいかにも目立って、他人の目をひきつける。(出典:デジタル大辞泉)
・引き立つ(ひきたつ)
意味:ひときわよく見える。一段とよく感じられる。(出典:デジタル大辞泉)
・顕著(けんちょ)
意味:際立って目につくさま。だれの目にも明らかなほどはっきりあらわれているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・人目を引く(ひとめをひく)
意味:外見や態度などがいかにも目立って、他人の目をひきつける。(出典:デジタル大辞泉)