好機
「最大の好機がおとずれる」などのように使う「好機」という言葉。
「好機」は、音読みで「こうき」と読みます。
「好機」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「好機」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
好機の意味
「好機」には次の意味があります。
・物事をするのにちょうどよい機会。チャンス。（出典：デジタル大辞泉）
「好機」とはつまり、「何かを実行するのに適切なタイミング」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この際この家を処分するのは、ここの人たちにとって又とない好機です。
（出典：宮本百合子『獄中への手紙』）
・今後、事業にとっての好機が、必ず訪れることを確信しているのである。
（出典：冲方丁『天地明察』）
・国王のところに同行して、脱出の好機を待ったほうが賢明というものだ。
（出典：バローズ『火星シリーズ9 火星の合成人間』）
・彼女は他人にとっての危機を自分にとっての好機に変える術を心得ていた。
（出典：村上春樹『1Q84 BOOK3』）
・一番でいながら、打点が多いのは、好機に強いということに他ならない。
（出典：西村京太郎『消えたエース』）
類語
・チャンス
意味：機会。特に、何かを行なうのによい機会。好機。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・時節（じせつ）
意味：何かをするのによい時機。機会。（出典：デジタル大辞泉）
・潮時（しおどき）
意味：物事を行なったりやめたりするのに適する時。好機。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・時分時（じぶんどき）
意味：その物事にふさわしい時刻。特に、毎日の定まった、食事の時刻。めしどき。（出典：デジタル大辞泉）
・千載一遇（せんざいいちぐう）
意味：千年にたった一度しかめぐりあえないようなすばらしい状態。また、そういう機会。（出典：四字熟語を知る辞典）
