失格
「人間失格」などのように使う「失格」という言葉。
「失格」は、音読みで「しっかく」と読みます。
「失格」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「失格」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
失格の意味
「失格」には次の意味があります。
・一定の資格のある者が、その資格を失うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「失格」をわかりやすく言うと、漢字の通り「資格を失うこと」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・卒業してしまったら、もう責任がないでは、教師として失格だと思うな。
(出典:西村京太郎『終着駅殺人事件』)
・だからオレのやったことは、国王としては完全に失格だったと思っている。
(出典:水野良『ロードス島戦記 2 炎の魔神』)
・一人で二首応募したり、すでに発表されている歌に似ていたりしても失格。
(出典:内田康夫『日光殺人事件』)
・あの青年、もう少しみこみがあるかと思ったけど、失格となったようね。
(出典:星新一『おみそれ社会』)
・「席を立ったら失格」とい う規則のことなど、頭の片隅にもなかった。ただ、鼻血にまみれた伊里野の顔を見つめていた。
(出典:秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏 その3』)
類語
・不敏(ふびん)
意味:才知・才能に乏しいこと。。(出典:デジタル大辞泉)
・排除(はいじょ)
意味:とりのけて、そこからのぞくこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・排斥(はいせき)
意味:押しのけること。しりぞけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不合格(ふごうかく)
意味:試験・検査などに合格しないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不適(ふてき)
意味:適さないこと。また、そのさま。不適当。(出典:デジタル大辞泉)