失敗
「作戦を失敗した」などのように使う「失敗」という言葉。
「失敗」は、音読みで「しっぱい」と読みます。
「失敗」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「失敗」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
失敗の意味
「失敗」には次の意味があります。
・物事をやりそこなうこと。方法や目的を誤って良い結果が得られないこと。しくじること。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、自分が行動したことで、最も悪い結果が出てしまったことです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・しかし、自分は失敗に対する第二策第三策をちゃんと準備していたのだ。
(出典:ドイル・アーサー・コナン『臨時急行列車の紛失』)
・子供の頃うちで電話を買ったが、前の持主は事業に失敗した商人だった。
(出典:式場隆三郎『発端・電話事件』)
・先ほども言ったように失敗が既にどこか病気染みたところを持っていた。
(出典:梶井基次郎『泥濘』)
・そこで予算どおり失敗しても淡々とそれを見過ごす心の余裕があります。
(出典:岡本かの子『仏教人生読本』)
・これに失敗したら、もう僕は他に、どこへも行くところが無くなるのだ。
(出典:太宰治『正義と微笑』)
・私は、今度こそ失敗がないようにと、それこそ一生懸命でございました。
(出典:下村湖人『論語物語』)
・不幸にしてそれは失敗しましたが、まだ壮心が衰へた訳ではありません。
(出典:芥川竜之介『饒舌』)
・この失敗を如何にして成功の道へ転換させようかと工夫するのである。
(出典:上村松園『棲霞軒雑記』)