大願成就
「大願成就を願う」などのように使う「大願成就」という言葉。
「大願成就」は、音読みで「たいがんじょうじゅ」と読みます。
「大願成就」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「大願成就」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
大願成就の意味
「大願成就」には次の意味があります。
・大願がかなうこと。(出典:デジタル大辞泉)
「大願成就」をわかりやすくいうと、大きな望みや思いなどが現実のものとなるという意味になります。願っていた通りになることをあらわす言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・帰途、京や奈良の寺院や神社に参拝し、大願成就を念じた。
(出典:星新一『殿さまの日』)
・大願成就の誓いを果せる日が待ち遠しい。
(出典:セルバンテス/荻内勝之訳『ペルシーレス(下)』)
・大願成就への熱意が爆発しそうになるのではなく、穏やかに胸中に保たれるのを覚えた。
(出典:冲方丁『光圀伝』)
・しかし大願成就を目の前にしてここで諦める訳には行かない。
(出典:京極夏彦『狂骨の夢』)
・娘は大願成就のあとは、すぐに髪をおろして尼になる決心をたてております。
(出典:山田風太郎『忍法帖2 忍法忠臣蔵』)
類語
・叶う(かなう)
意味:思いどおりに実現する。願っていたことがそのとおりになる。(出典:デジタル大辞泉)
・実現(じつげん)
意味:計画、希望などを現実のものとすること。また、そうなること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・成就(じょうじゅ)
意味:物事を成し遂げること。また、願いなどがかなうこと。(出典:デジタル大辞泉)
・所願成就(しょがんじょうじゅ)
意味:神仏にかけていた願いがかなうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・達成(たっせい)
意味:成し遂げること。目的をはたすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)