大意
「話の大意」などのように使う「大意」という言葉。
「大意」は、音読みで「たいい」と読みます。
「大意」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「大意」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
大意の意味
「大意」には次の意味があります。
・大体の意味。あらましの意味。大義。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「話の大意」は「話の内容の大体の意味」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この役人が開いてみると、ザッと次のやうな大意のことが書いてあつた。
(出典:坂口安吾『総理大臣が貰つた手紙の話』)
・これまで考えたことをまとめて解釈すれば、この歌の大意はこうなる。
(出典:藤村由加『人麻呂の暗号』)
・その記事を日本語に訳した大意は次のようなものである。
(出典:森村誠一『日蝕の断層』)
・ルラスキが語っていることはテレビでは放映されていないので、ここで大意を紹介しておこう。
(出典:清水俊二『映画字幕の作り方教えます』)
・小林は二回読んで大意を理解したが、むつかしい言葉でわからないところもあった。
(出典:巖谷大四『懐しき文士たち 昭和篇』)
類語
・大要(たいよう)
意味:大体のところ。あらまし。概要。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・九分通り(くぶどおり)
意味:9割がた。おおかた。ほとんど。(出典:デジタル大辞泉)
・大概(たいがい)
意味:物事のおおよその内容。あらまし。(出典:デジタル大辞泉)
・概(おおむね)
意味:大体のところ。あらまし。おおむね。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・大略(たいりゃく)
意味:大体の内容。あらまし。概略。(出典:デジタル大辞泉)