執筆
「本を執筆する」などのように使う「執筆」という言葉。
「執筆」は、音読みで「しっぴつ」と読みます。
「執筆」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「執筆」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
執筆の意味
「執筆」には次の意味があります。
・文章を書くこと。(出典:デジタル大辞泉)
本などのまとまった文章を書くという意味があります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・執筆は禁止されていたが詩人は再びさまざまな芸術活動を企画していた。
(出典:アポリネール/須賀慣訳『一万一千本の鞭』)
・もっともこの二作とも、実際に執筆されたのは一九〇六年のことである。
(出典:アポリネール/須賀慣訳『若きドンジュアンの冒険』)
・執筆にとりかかる前に一度ご意見をうかがっておいたほうがいいだろう。
(出典:フレドリック・ブラウン『発狂した宇宙』)
・この作品を執筆中の二〇〇一年夏、日本は歴史教科書問題で揺れていた。
(出典:吉村達也『ワンナイトミステリー7 「北京の龍王」殺人事件』)
・僕は頼みこんで一週間だけ時間をもらい、この文を執筆する許可を得た。
(出典:山本弘『まだ見ぬ冬の悲しみも』)
類語
・書き物(かきもの)
意味: 文字や文章を書くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・書く(かく)
意味:文章を作る。著す。また、著作する。(出典:デジタル大辞泉)
・文筆(ぶんぴつ)
意味:筆を執って詩歌や文章を書くこと。また、その技術やできあがった作品。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・筆を執る(ふでをとる)
意味:書画または文章を書く。執筆する。(出典:デジタル大辞泉)
・筆を走らせる(ふでをはしらせる)
意味:すらすら書く。勢いよく筆を運ぶ。走り書きする。(出典:デジタル大辞泉)