在校生
「在校生と卒業生」などのように使う「在校生」という言葉。
「在校生」は、音読みで「ざいこうせい」と読みます。
「在校生」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「在校生」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
在校生の意味
「在校生」には次の意味があります。
・その学校に籍を置く学生・生徒・児童。(出典:デジタル大辞泉)
学校に通っている人のうちその時点で学校に籍を置いている人すべてを指す言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・横に並んでいるのは在校生だが、顔を知らない全日制の生徒たちだった。
(出典:佐野良二『闇の力』)
・教職員テーブルの前に整列して在校生の方を向いたときには寒さと緊張とで全員震えていた。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 4 ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上)』)
・二人兄弟の在校生を持つ父親は、いささかためらいがちに話し出した。
(出典:フォス『日本の父へ』)
・前年度の柔道部の主将に叱咤されて、在校生は眼の色を更め、沈黙した。
(出典:豊田穣『海兵四号生徒』)
・もっとも、そうしたことは在校生である私たちにとっては、どちらでもいいことだ。
(出典:田中康夫『スキップみたい、恋みたい』)
・ページを開くと在校生の顔写真が学部ごとにずらりと並んでいる。
(出典:東川篤哉『謎解きはディナーのあとで3』)
・定時制の在校生はみな仕事を持っているから、卒業生だけしか参加しないのだ。
(出典:佐野良二『闇の力』)
・舞台上には前をすっぽりと木で覆われたような机が、在校生代表の到着を待っている。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 33 ハロー グッバイ』)