在宅
「在宅勤務」などのように使う「在宅」という言葉。
「在宅」は、音読みで「ざいたく」と読みます。
「在宅」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「在宅」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
在宅の意味
「在宅」には次の意味があります。
・自分の家にいること。在宿。(出典:精選版 日本国語大辞典)
外出せずに、自分の家にいることを意味します。
「在宅勤務」で「出勤せずに、自宅で勤務すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・にせ電話をかけ、在宅かどうかを調べてあった。
(出典:筒井康隆『大いなる助走』)
・私が一週間目の日に尋ねて行くと、彼は珍しくも在宅していた。
(出典:谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』)
・幸いなことに女王様は在宅中であった。
(出典:永沢光雄『風俗の人たち』)
・体調が優れず、自宅療養と可能な限りの在宅勤務となるかも知れないと言う。
(出典:富田倫生『短く語る『本の未来』』)
・一応は電話をかけて、在宅を確認しておく必要がある。
(出典:鮎川哲也『朱の絶筆』)
類語
・居る(いる)
意味:人や動物が、ある場所に存在する。(出典:デジタル大辞泉)
・在室(ざいしつ)
意味:部屋の中にいること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・在宿(ざいしゅく)
意味:自分の家に居ること。外出しないで家に居ること。在宅。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・おわします
意味:「ある」「いる」の意の尊敬語。存在、状態の主を敬っていう。いらっしゃる。おいで遊ばす。(出典:精選版 日本国語大辞典)