改造
「車を改造する」などのように使う「改造」という言葉。
「改造」は、音読みで「かいぞう」と読みます。
「改造」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「改造」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
改造の意味
「改造」には次の意味があります。
・建物・機械・組織などをつくり直すこと。別の用途にかなうようにつくりかえること。（出典：デジタル大辞泉）
既存の機械や機構などをチューンアップさせることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・世界を改造するつもりだとは、いかに彼でも想像してはいなかったろう。
（出典：ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』）
・改造ということは最も古くして併せて最も新らしい意味を持っています。
（出典：与謝野晶子『婦人改造の基礎的考察』）
・これであのいつ改造されるか分からない日々から解放されるんですねー!
（出典：奈須きのこ『歌月十夜-6 ななこちゃんSOS!』）
・しかしぼくたちの心のなかでは、毎日、世界を改造しなければならない。
（出典：ヘッセ／常木実訳『デーミアン』）
・シャトル機のエンジンは何処といって目に付く程の改造はされていない。
（出典：J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 二重人間スポック!』）
類語
・改変（かいへん）
意味：内容を変えて、違ったものにすること。変改。（出典：デジタル大辞泉）
・改革（かいかく）
意味：不完全なところをあらためかえて、よりよいものにすること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・革命（かくめい）
意味：すべてのものの状態、作用に、突然根本的な変化が現われること。人の性質、古い伝統などが急激に変わること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・改新（かいしん）
意味：物事を改めて新しくすること。革新。（出典：デジタル大辞泉）
・変革（へんかく）
意味：変えて新しいものにすること。また、変わって新しいものになること。改革。（出典：デジタル大辞泉）
