団塊
「団塊の世代」などのように使う「団塊」という言葉。
「団塊」は、音読みで「だんかい」と読みます。
「団塊」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「団塊」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
団塊の意味
「団塊」には次の意味があります。
・かたまり。(出典:デジタル大辞泉)
よく耳にする団塊の世代は1947年~1950年の間に生まれた世代を指しており、この世代は人口が」大幅に増加。「大きな魂になった世代」という意味からつけられています。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その上をまた、同じような形の雲の団塊がいくつも動いて行く。
(出典:小松左京『ゴルディアスの結び目』)
・二時間もたって見に行った時には、毛虫の半分の団塊はもうなくなっていた。
(出典:寺田寅彦『蜂が団子をこしらえる話』)
・伸び縮みする空気の団塊だんかいが、ハの字に開いた手の間から繰くり出される。
(出典:小林めぐみ『ねこのめ 第3巻 六分儀の未来』)
・なお面白いのは一つ一つの煙の団塊の変形である。
(出典:寺田寅彦『雑記(II)』)
・彼の眼前で落ち込んだ旧ロシアの貴族の裸形の団塊が、豪華な幕のように伸縮した。
(出典:横光利一『上海』)
類語
・集団(しゅうだん)
意味: 人や動物、また、ものが集まってひとかたまりになること。また、その集まり。群れ。(出典:デジタル大辞泉)
・群衆(ぐんしゅう)
意味:群がり集まった人々。群集。(出典:デジタル大辞泉)
・集塊(しゅうかい)
意味:多くの物が集まってできたかたまり。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・勢揃い(せいぞろい)
意味:人々がある目的で1か所に集まること。(出典:デジタル大辞泉)
・集合体(しゅうごうたい)
意味: 個々のものが集合してでき上がっているもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)