和洋折衷
「和洋折衷の建築物」などのように使う「和洋折衷」という言葉。
「和洋折衷」は、音読みで「わようせっちゅう」と読みます。
「和洋折衷」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「和洋折衷」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
和洋折衷の意味
「和洋折衷」には次の意味があります。
・ 日本風と西洋風とをほどよく取り合わせて用いること。(出典:デジタル大辞泉)
「和洋折衷の料理」「和洋折衷の家」などのように使います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この辺では、こぢんまりとまとまった和洋折衷の感じのいい家であった。
(出典:松本清張『波の塔(上)』)
・和洋折衷の料理にするんだったら、所々に、和を取りいれた感じがいいわね。
(出典:坂東眞砂子『夢の封印』)
・和洋折衷の名前の料理が、美しい器に盛られて、次々と出てきた。
(出典:坂東眞砂子『夢の封印』)
・バラックとも云ってよいほどの、粗末なアパートの、和洋折衷の室である。
(出典:豊島与志雄『傷痕の背景』)
・そのとっつきの襖を開けると和洋折衷の二十畳ほどの客間であった。
(出典:内田康夫『贄門島(にえもんじま)上』)
類語
・いいとこ取り(いいとこどり)
意味:全体の中から、いい部分だけを取り出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・混和(こんわ)
意味:まじり合うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・ミックス
意味:組み合わせること。(出典:デジタル大辞泉)
・溶け合う(とけあう)
意味:とけて、まざり合い一つになる。(出典:デジタル大辞泉)
・折衷(せっちゅう)
意味:いくつかの異なった考え方のよいところをとり合わせて、一つにまとめ上げること。(出典:デジタル大辞泉)