和える
「野菜を酢と和える」などのように使う「和える」という言葉。
「和える」は、訓読みで「あえる」と読みます。
「和える」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「和える」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
和えるの意味
「和える」には次の意味があります。
・野菜や魚介などに酢・味噌・ごま・からしなどをまぜ合わせる。(出典:デジタル大辞泉)
「和える」には他の意味もありますが、上記の意味で使うことがほとんどです。 「パスタソースを和える」で、「パスタとパスタソースを混ぜ合わせる」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・昼食は、乾麺をゆでてトマトソースで和えるという簡単なものになった。
(出典:井上荒野『だりや荘』)
・うでた芽キャベツを味なしのフレンチソオスで和え、卓上で塩胡椒する。
(出典:森茉莉/早川暢子編『貧乏サヴァラン』)
・しかし、彼女特製のソースで和えたにもかかわらず、あまり旨くなかった。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 13 惑星総督グライムズ』)
・きのこだけならまだしも、なぜかそれらと和えた料理が多い。
(出典:高橋克彦『即身仏(ミイラ)の殺人』)
・裏の畑で採れた長ねぎのクルミ和えなどは抜群にうまかった。
(出典:林真理子『初夜』)
類語
・混ぜ合わせる(まぜあわせる)
意味:別々のものをまぜて一緒にする。(出典:デジタル大辞泉)
・ミックス
意味:混ぜ合わせたもの。(出典:デジタル大辞泉)
・調合(ちょうごう)
意味:二種、またはそれ以上のものをまぜあわせること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・混成(こんせい)
意味:いくつかまぜ合わせてつくること。また、まじり合ってできること。(出典:デジタル大辞泉)
・混和(こんわ)
意味:まじり合うこと。また、まぜ合わせること。(出典:デジタル大辞泉)