同族嫌悪
「同族嫌悪を抱く」などのように使う「同族嫌悪」という言葉。
「同族嫌悪」は、音読みで「どうぞくけんお」と読みます。
「同族嫌悪」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「同族嫌悪」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
同族嫌悪の意味
「同族嫌悪」には次の意味があります。
・同じ種類や系統のものを嫌悪すること。自分と同じ趣味・性質を持つ人に対して抱く嫌悪感。(出典:実用日本語表現辞典)
自分と似たもの同士に対して嫌な気持ちになることを言います。親や兄弟に対して抱く嫌悪感のことも指します。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自分を含む全ての人間が嫌いなのですが、特に悠紀と深春には同族嫌悪を感じています。
(出典:平坂読『ホーンテッド! シリーズ作者解説』)
・つまり同族嫌悪どうぞくけんおか。敵対云々以前に、人間同士として気が合わないのだろう。
(出典:西尾維新『刀語(全12巻) 刀語 8 第八話 微刀・釵』)
・切嗣がアーサー王の英霊に向ける感情は、あるいは同族嫌悪なのかもしれない。
(出典:虚淵玄『Fate/Zero Vol.1 「第四次聖杯戦争秘話」』)
類語
・近親憎悪(きんしんぞうお)
意味:親族どうし、または階層や性質などの似た者どうしが、ひどく憎み合うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・内訌(ないこう)
意味:組織の内部のみだれ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・骨肉の争い(こつにくのあらそい)
意味:血のつながっている者同士の諍いや争い。(出典:実用日本語表現辞典)
・同士討ち(どうしうち)
意味:仲間うちでの争い。(出典:デジタル大辞泉)
・内輪揉め(うちわもめ)
意味:一家親族の間のけんか。(出典:デジタル大辞泉)