吉報
「吉報を待つ」などのように使う「吉報」という言葉。
「吉報」は、音読みで「きっぽう」と読みます。
「吉報」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「吉報」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
吉報の意味
「吉報」には次の意味があります。
・ よいしらせ。喜ばしいしらせ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
よいしらせは「吉報」ですが、反対に悪いしらせは「凶報」といいます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかしその顔を見ただけで、私にはそれが吉報でないとわかりました。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語』)
・そろそろその日が近づいたものと、わしは吉報を待っておるのじゃ。
(出典:山田風太郎『忍法破倭兵状』)
・オリヴィエはその吉報を聞くと、もうこれで心配は終わったと思った。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・今後、私は君たちが吉報を持ってきてくれるのを辛抱強く待つことにする。
(出典:乃南アサ『紫蘭の花嫁』)
・三日かかり四日かかり一週間かかっても、吉報はもたらされなかった。
(出典:鮎川哲也『死者を笞打て』)
類語
・朗報(ろうほう)
意味:喜ばしい知らせ。(出典:デジタル大辞泉)
・快報(かいほう)
意味:よい知らせ。(出典:デジタル大辞泉)
・吉左右(きっそう)
意味:よい知らせ。(出典:デジタル大辞泉)
・福音(ふくいん)
意味:喜びを伝える知らせ。(出典:デジタル大辞泉)
・グッドニュース
意味:よい知らせ。(出典:精選版 日本国語大辞典)