合図
「合図を送る」などのように使う「合図」という言葉。
「合図」は、「合」が訓読み、「図」が音読みで「あいず」と読みます。
「合図」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「合図」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
合図の意味
「合図」には次の意味があります。
・身ぶりなどで知らせること。前もって取り決めた方法で物事を知らせること。また、その方法や信号。(出典:デジタル大辞泉)
「合図」は、「物事を知らせるための動き」という意味があります。例えば、「運動会のピストルは、スタートの合図だ」という文で、「運動会のピストルは、スタートの知らせだ」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・合図に応じてわれわれがロンドンで友人になったベネット氏が現われた。
(出典:A・C・ドイル『新潮文庫 シャーロックホームズ全集 這う男』)
・そんなわけで、そこに火の点く時が食事をはじめる合図になるのである。
(出典:蒲原有明『夢は呼び交す』)
・わたしはサレムに合図するために橋のそばの小高いところに坐っていた。
(出典:T・E・ロレンス/安引宏訳『砂漠の叛乱』)
・それが敵と味方を識別するために、あらかじめ定めておいた合図なのだ。
(出典:E・R・バローズ『創元版/ペルシダー・シリーズ(全7巻) 7 美女の世界ペルシダー』)
・その合図だけを待っていたかのように、ヨットはたちまち沖を目ざした。
(出典:アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯』)
類語
・信号(しんごう)
意味:色・音・光・形・電波など、言語に代わる一定の符号を使って、隔たった二地点間で意思を伝達すること。(出典:デジタル大辞泉)
・サイン
意味:一般に、記号・信号・符号・指標などをいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・目配せ(めくばせ)
意味:目を動かして、意思を伝えたり合図をしたりすること。めくわせ。(出典:デジタル大辞泉)
・シグナル
意味:信号。合図。(出典:デジタル大辞泉)
・号音(ごうおん)
意味:鐘、太鼓、らっぱなどによる、信号または合図の音。(出典:精選版 日本国語大辞典)