原因
「うまくいかなかった原因をみつける」などのように使う「原因」という言葉。
「原因」は、音読みで「げんいん」と読みます。
「原因」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「原因」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
原因の意味
「原因」には次の意味があります。
・ある物事や、ある状態・変化を引き起こすキッカケになること。また、その事柄。(出典:デジタル大辞泉)
「原因」をわかりやすく言うと、状態だったり様子だったり、何かが変わったときに「変化を生じさせる元になった」という意味になります。
変化の引き金になった事柄をあらわす言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それが母子の愛を深め、感謝と信頼との原因となるのはいうまでもない。
(出典:倉田百三『女性の諸問題』)
・その原因は必ずしも一つではありません。
(出典:岸田国士『あるニュウ・フェイスへの手紙』)
・かくて、ついに警察の耳に入り、その力によってようやく原因が明らかに知れた。
(出典:井上円了『おばけの正体』)
・いろいろの病人に接していろいろ研究を重ねた結果大抵その原因が分りました。
(出典:河口慧海『チベット旅行記』)
・原因は、テーブルの上にあるランプが炎と煙を上げていたせいかもしれない。
(出典:ドイル・アーサー・コナン『悪魔の足』)
類語
・トリガー(trigger)
意味:銃などの引き金。転じて、物事を引き起こすきっかけ。誘因。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・契機(けいき)
意味:きっかけ。動機。原因。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・起因(きいん)
意味:ある事の起こる原因となること。(出典:デジタル大辞泉)
・引金(ひきがね)
意味:ある行為をしたり、あることがおこったりする誘因。きっかけ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・切っ掛け(きっかけ)
意味:物事を始める手がかり。糸口。また、原因や動機。(出典:デジタル大辞泉)