即断
「この状況で即断するのは難しい」などのように使う「即断」という言葉。
「即断」は、音読みで「即断」と読みます。
「即断」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「即断」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
即断の意味
「即断」には次の意味があります。
・その場ですぐに判断したり決断したりすること。(出典:デジタル大辞泉)
「即断」をわかりやすく言うと「すぐに決めること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どんな人物かわからないから即断はしにくいが、意外な組み合わせだ。
(出典:宮部みゆき『名もなき毒』)
・即断を必要とする問題が次々に生じ、指揮官としての責任を痛感させられた。
(出典:ロバート・アスプリン,P・J・ヘック『銀河おさわがせアンドロイド』)
・田中はその場でプロジェクトが可能かどうかを即断した。
(出典:水木楊『田中角栄 その巨善と巨悪』)
・話し合いの連続で何もしないよりは、即断してすぐに行動に移すことを好む。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 7 竜の夜明け〔上〕』)
・しかしこういった方法をとっていると、即断しなければならない問題が起こったときに間に合わない。
(出典:野中郁次郎/紺野登『知識経営のすすめ』)
類語
・英断(えいだん)
意味:すぐれた決断。また、思い切ってきっぱり決めること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・速断(そくだん)
意味:すみやかに判断すること。迅速に決断すること。また、早まった判断・決断をすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・勇断(ゆうだん)
意味:勇気を出して決断すること。(出典:デジタル大辞泉)
・断定(だんてい)
意味:物事にはっきりした判断をくだすこと。また、その判断。(出典:デジタル大辞泉)
・独断(どくだん)
意味:自分ひとりで物事を決断すること。また、その決断。(出典:デジタル大辞泉)