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化身とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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化身

「悪魔の化身」などのように使う「化身」という言葉。

「化身」は、音読みで「けしん」と読みます。

「化身」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「化身」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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化身の意味

「化身」には次の四つの意味があります。

1仏語。世の人を救うために人の姿となって姿を現した仏。
2神仏などが姿を変えてこの世に現れること。また、そのもの。
3抽象的で無形の観念などが、形をとって現れたもの。
4 歌舞伎で、化け物などのこと。また、それに扮するときの隈取り。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

化身の意味①「仏語。世の人を救うために人の姿となって姿を現した仏。」

「化身」の一つ目の意味は「仏語。世の人を救うために人の姿となって姿を現した仏。」です。

「化」には、仏教用語で「仮の姿を現すこと」や「教え導いてよい方向に向かわせること」という意味があります。
この2つを合わせると「御仏が仮の姿で現れて人々を教え諭すこと」となります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・すなわち仮にこの世に化けて来たところの身という意味から化身という。
(出典:河口慧海『チベット旅行記』)

・普通の仏とは違って生物の感じがあり、何か化身のような気が漂っている。
(出典:高村光太郎『回想録』)

・松本くんには、あなたが観世音菩薩の化身のように見えたでしょう。
(出典:野村美月『文学少女9 “文学少女”見習いの、初戀。』)

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類語

化生(けしょう)
意味:形をかえてあらわれること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

権化(ごんげ)
意味:仏菩薩が衆生を救済するために、仮に人間の姿にかえて、この世に現われること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

応身(おうじん)
意味:衆生を救うためにその機根に応じた種々の姿をとって現われた仏のこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

化身の意味②「神仏などが姿を変えてこの世に現れること。また、そのもの。」

「化身」の二つ目の意味は「神仏などが姿を変えてこの世に現れること。また、そのもの。」です。

サンスクリット語で「ニルマーナカーヤ(変化した身体)」を訳した言葉です。
人々や生き物を救うため、その対象に合わせた姿で現れるといわれています。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・白蛇を弁天さんの化身とするのも、その一つの信仰のあらわれだった。
(出典:長尾三郎『魂を彫る 鑿に賭けた大仏師父子の「心の王国」』)

・こうした観音は、人々を救うさいにさまざまな形に化身すると言われている。
(出典:吉村達也『観音信仰殺人事件』)

・天皇の一行を救った老夫婦は、じつはこの神々の化身であったのだ。
(出典:内田康夫『天河伝説殺人事件(下)』)

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類語

教祖(きょうそ)
意味:ある宗教、宗派をひらいた人。宗門の開祖。宗祖。(出典:精選版 日本国語大辞典)

仙人(せんにん)
意味:道教で、理想とされる神的存在。仙。神仙。仙客。(出典:デジタル大辞泉)

仙女(せんにょ)
意味:女の仙人。山姫(やまひめ)。せんにょ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

化身の意味③「抽象的で無形の観念などが、形をとって現れたもの。」

「化身」の三つ目の意味は「抽象的で無形の観念などが、形をとって現れたもの。」です。

美の化身や悪の化身など、観念の良し悪しを問わず様々なものに例えられます。
並外れた才能を持つ人間に用いられる言葉です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・美しいなどというものではなく、美しさそのものの化身のような人でした。
(出典:クレランド/江藤潔訳『ファーニィ・ヒル』)

・彼女は、アンリエットが悪魔の化身であることを私に信じさせようとした。
(出典:ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(下)』)

・しかし自分が純粋な欲望に化身することはできず、ただそれを夢みた。
(出典:三島由紀夫『金閣寺』)

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類語

体現(たいげん)
意味:思想・観念などの精神的な事柄を具体的なものとして形にあらわすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

具現(ぐげん)
意味:はっきりと具体的に現われること。また、実際に現わすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

擬人化(ぎじんか)
意味:人間でないものを、人間になぞらえて扱うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

化身の意味④「歌舞伎で、化け物などのこと。また、それに扮するときの隈取り。」

「化身」の四つ目の意味は「歌舞伎で、化け物などのこと。また、それに扮するときの隈取り。」です。

歌舞伎では、神仏がこの世に現れ奇跡を起こすなど、神がかりの演出をすることを、化身事(けしんごと)といいます。
他には、亡霊や鬼、精霊などが登場するものもあります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・舞台で大蛇が化身した岩長姫を演じる。

・獅子の化身を演じるために隈取を施す。

・怨霊の化身を般若隈で表現する。

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類語

演技(えんぎ)
意味:観客の前で、芝居、曲芸、歌舞、音曲、体操などのわざを演じて見せること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

メーキャップ
意味:化粧。特に、俳優が扮装(ふんそう)のためにする舞台化粧。(出典:デジタル大辞泉)

舞台化粧(ぶたいげしょう)
意味:演技者が舞台で演技する時に施す化粧。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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