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加減乗除とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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加減乗除

「加減乗除で算出する」などのように使う「加減乗除」という言葉。

「加減乗除」は、音読みで「加減乗除」と読みます。

「加減乗除」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「加減乗除」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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加減乗除の意味

「加減乗除」には次の意味があります。

加法、減法、乗法、除法の総称。四則。(出典:精選版 日本国語大辞典)

簡単に言い換えると、足し算、引き算、掛け算、割り算のことです。
言葉の通り、四則演算のことを意味することもあれば、「四則演算のように単純に答えが出ること」の例えで用いられる場合もあります。
例えとして用いられる場合は、「加減乗除で答えは出ない」というように否定文として使われることが多く、「簡単に答えは導き出せない」「そんなに単純ではない」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・たとい学校にて加減乗除・比例等の術を学び得て家に帰るも、世間一般は十露盤の世界にしてたちまち不都合あり。
(出典:福沢諭吉『小学教育の事』)

・そばにあった新聞からでたらめに数字を抜き出して加減乗除の計算をしてみたが、スムーズにこなせるようだった。
(出典:宮部みゆき『レベル7』)

・以前と同じように、算術の加減乗除と、わずかながらいくつかの厳として動かしがたい事実を、ちゃんと覚えている。
(出典:ディケンズ/青木雄造,小池滋訳『荒涼館』)

・人間というものを机上にのせて、如何なる方程式だの公理によって加減乗除してみても、計算によって答がでてくるシロモノではないのだ。
(出典:坂口安吾『咢堂小論』)

・どんな巧妙な加減乗除をしても、この僕の一・〇という存在は流れの中に立っている杭のように動かない。
(出典:太宰治『正義と微笑』)

類語

四則(しそく)
意味:足し算・引き算・掛け算・割り算の四つの算法。加・減・乗・除。また、これを用いてする計算。(出典:デジタル大辞泉)

四則算(しそくざん)
意味:足算、引算、掛算、割算の総称。加・減・乗・除。四則。(出典:精選版 日本国語大辞典)

四則演算(しそくえんざん)
意味:四則を用いてする演算。四則算。加減乗除。(出典:デジタル大辞泉)

計算(けいさん)
意味:加減乗除など、数式に従って処理し数値を引き出すこと。演算。(出典:デジタル大辞泉)

演算(えんざん)
意味:計算すること。運算。(出典:百科事典マイペディア)

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