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前兆とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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前兆

「地震の前兆現象」などのように使う「前兆」という言葉。

「前兆」は、音読みで「ぜんちょう」と読みます。

「前兆」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「前兆」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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前兆の意味

「前兆」には次の意味があります。

物事があらわれ、起ころうとするしらせ。前もってあらわれるしるし。まえぶれ。まえじらせ。きざし。また、前もってあることをしらせること。前象。(出典:精選版 日本国語大辞典)

例えば、地震の前に特徴的な雲が広がったり、動物が異常な行動をしたりすることなどが、地震の「前兆」です。
「兆」の字には「物事が起こることを予測させるようなしるし」という意味があります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・これはおれたちには都合がいいが、砦の連中にはたいへん悪い前兆だぞ。
(出典:R・E・ハワード『不死鳥コナン』)

・死の前兆をおれは確かにこの眼で見たのだと思って、加藤はぞっとした。
(出典:新田次郎『孤高の人』)

・ぼくの家から北東に見えるこの低い山の雲が低温を知らせる前兆なのだ。
(出典:佐野良二『闇の力』)

・するとその熱が必ず肺病の前兆でなければならないように彼を脅かした。
(出典:夏目漱石『道草』)

・よほど場慣れしていない限り、体のどこかに必ず攻撃の前兆が現れる。
(出典:垣根涼介『ヒート アイランド』)

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類語

縁起(えんぎ)
意味:吉凶の前触れ。兆し。前兆。(出典:デジタル大辞泉)

兆候(ちょうこう)
意味:物事の起こりそうなきざし。まえじらせ。まえぶれ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・前駆(ぜんく)
意味:物事の起こる前ぶれ。(出典:デジタル大辞泉)

オーメン
意味:前兆。きざし。特に、よくないことが起こる前兆。(出典:デジタル大辞泉)

暗示(あんじ)
意味:物事を知る手がかりなどをはっきり示さないで、それとなく知らせること。また、その言葉、態度。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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