別荘
「毎年別荘に家族で旅行に行く」などのように使う「別荘」という言葉。
「別荘」は、音読みで「べっそう」と読みます。
「別荘」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「別荘」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
別荘の意味
「別荘」には次の意味があります。
・ふだん生活している家とは別に、避暑・避寒・休養などの目的で気候や風景のよい土地につくられた家。(出典:デジタル大辞泉)
「別荘」とは、自宅とは別に、レジャーや娯楽目的で過ごす家のことで、余暇を過ごす施設のことをいます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この人は前のこの別荘の持ち主の時代から引き続き奉公しておるのです。
(出典:クリスティ/松本恵子訳『ゴルフ場殺人事件』)
・彼女の家族は、その町のすぐはずれのところに、冬の別荘をもっていた。
(出典:フィッツジェラルド/守屋陽一訳『雨の朝パリに死す』)
・別荘を建てるのにも自分の国へ建てずに外国へ建てて置くといふ次第である。
(出典:正岡子規『病牀六尺』)
・その呉服屋の息子は今年建てたばかりの小さな別荘に一人で暮らしていた。
(出典:堀辰雄『麦藁帽子』)
・その間、別荘のなかでは、何度もドアを開け閉めする音がきこえていた。
(出典:シムノン/稲葉明雄訳『怪盗レトン』)
類語
・別宅(べったく)
意味:本宅以外に設けた家。別邸。また、別れて別に住むこと。また、その家。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・別邸(べってい)
意味:ふだん住んでいる家とは別に構えた家。(出典:デジタル大辞泉)
・山荘(さんそう)
意味:山中に構えた別荘。(出典:デジタル大辞泉)
・別業(べつぎょう)
意味:本宅以外の屋敷。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・セカンドハウス
意味:避暑・避寒・休養などのために、日常の住まいとする家とは別に高原や海岸などに建てた家。(出典:精選版 日本国語大辞典)