別居
「家庭内別居」などのように使う「別居」という言葉。
「別居」は、音読みで「べっきょ」と読みます。
「別居」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「別居」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
別居の意味
「別居」には次の意味があります。
・夫婦・家族などが別れて住むこと。(出典:デジタル大辞泉)
「別居」という言葉をわかりやすく言うと、「別々に住むこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そういう事情でも、実家では別居にあまりいい顔をされなかったそうだ。
(出典:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 4 〜栞子さんと二つの顔〜』)
・そういえば別居して以後、妻の家にほとんど足を運んだことがなかった。引っ越した直後と、昨年の確定申告の日だけだ。
(出典:長嶋有『パラレル』)
・どちらかが別居を提案したこともあったし、離婚を口にしたこともあった。
(出典:小川洋子『やさしい訴え』)
・母も、怖らくそんな父が嫌で別居しているのだろうと葉介は考えていた。
(出典:原田宗典『屑籠一杯の剃刀 自選恐怖小説集』)
・四歳の頃に実家に戻されるが、既に父親は家を出て母親と別居していた。
(出典:永沢光雄『AV女優(上)』)
類語
・同居(どうきょ)
意味:家族が一つの家で一緒に生活すること。家族以外の人が同じ家に住むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・独居(どっきょ)
意味:ひとりきりで暮らすこと。ひとりずまい。(出典:デジタル大辞泉)
・離別(りべつ)
意味:夫婦の関係を断って別れること。離婚。(出典:デジタル大辞泉)
・乖離(かいり)
意味:そむきはなれること。結びつきがはなれること。(出典:デジタル大辞泉)
・分離(ぶんり)
意味:分かれて離れること。また、分けて離すこと。(出典:デジタル大辞泉)