出力
「エンジン出力」などのように使う「出力」という言葉。
「出力」は、音読みで「しゅつりょく」と読みます。
「出力」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「出力」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
出力の意味
「出力」には次の意味があります。
・ある装置・機構が入力を変換・処理して外部へエネルギー・仕事を送り出すこと。また、そのエネルギーや仕事。例えば、発電機が提供する電力、オーディオ装置が出す音声、コンピューターから読み出す情報など。アウトプット。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「入力を受けた機械などが、それを処理してエネルギーや情報などとして外部へ送り出すこと」という意味です。
「出力」は「アウトプット」と言うことも多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・つまり、入力から出力へというのは非常に単純につながっているわけです。
(出典:養老孟司『バカの壁』)
・機はエンジンの出力を全開にして、輪を描きながら急角度で上昇した。
(出典:イネス/池央耿訳『ベルリン空輸回廊』)
・出力が大きくなれば、機械のほうも大型化する。
(出典:田中芳樹『薬師寺涼子の怪奇事件簿5 黒蜘蛛島』)
・これなら電子信号にしてスピーカーで出力した方が手っ取り早いね。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第22巻』)
・送信機の出力不足であれば、ちょっと改造すれば、いくらでも補える。
(出典:貴志祐介『硝子のハンマー』)
・敵に察知されたと見たら最大出力で突進する。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!9 つどうメイク・マイ・デイ』)
・アトランティスに追いつくためのモーター出力の計算までを始めていた。
(出典:今野敏『宇宙海兵隊ギガース1』)
・全艦のパワーを維持するエンジンが出力不安定では話にならんだろうが!!
(出典:亜瑠『イカルスの一日』)