再三再四
「再三再四試してみる」などのように使う「再三再四」という言葉。
「再三再四」は、音読みで「さいさんさいし」と読みます。
「再三再四」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「再三再四」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
再三再四の意味
「再三再四」には次の意味があります。
・ 「再三」を強めていう語。繰り返し何度も。(出典:デジタル大辞泉)
「再三」には、「ある動作が二度も三度も行われること」という意味があります。
この「再三」を強めていったのが「再三再四」で、たびたび・何度もという場合に使われます。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その夜、ヨアトルに再三再四ついばまれたあと、彼は最初の夢を見た。
(出典:エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』)
・田中のところに人が来て、軍資金をもらうことが再三再四ある。
(出典:水木楊『田中角栄 その巨善と巨悪』)
・だが再三再四言われると、そんな気がしないでもない。
(出典:池宮彰一郎『本能寺(上)』)
・これは、バルナバスも、私に、再三再四、注意してくれていますことですわ。
(出典:カフカ/谷友幸訳『城(下)』)
・なんとか本格ウイスキーを造りたいと、再三再四、機会を求めてはいた。
(出典:ドイル/秋田元一訳『豪勇ジェラールの冒険』)
類語
・屡々(しばしば)
意味:たびたび。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・度度(たびたび)
意味:何度も繰り返し行われるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・往往(おうおう)
意味:物事がしばしばあるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・何度(なんど)
意味:多くの回数。(出典:デジタル大辞泉)
・再再(さいさい)
意味:ある動作が繰り返し行われるさま。(出典:デジタル大辞泉)