公務
「公務を執行する。」などのように使う「公務」という言葉。
「公務」は、音読みで「こうむ」と読みます。
「公務」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「公務」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
公務の意味
「公務」には次の意味があります。
・おおやけのつとめ。国または公共団体の事務。公務員の職務。(出典:デジタル大辞泉)
公務執行妨害という言葉があるように、公務員の働きを公務と言います。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・公務の間、そして公式の行事の間も、暇さえあれば世卓は畑に出ている。
(出典:小野不由美『十二国記 10 華胥の幽夢+漂舶』)
・重要な政策を決める際には、誰がその公務を実行するかが問題になったりする。
(出典:吉野匠『レイン5 武闘会、開幕』)
・ただ、なにほどかの形式的な公務をおこないうる権利のみを有している。
(出典:蜷川新『天皇』)
・旅行は必ずしも公務ではないが、生活としてはよそ行きの部に属する。
(出典:原勝郎『東山時代における一縉紳の生活』)
・ならばそれはそれで話が簡単であるはずだが、何しろ御城の公務である。
(出典:冲方丁『天地明察』)
類語
・役務(えきむ)
意味: 公事の労役のつとめ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・国務(こくむ)
意味:国家の政務。国の行政に関する事務。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・政務(せいむ)
意味:政治上の事務。行政事務。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・庶務(しょむ)
意味:いろいろの雑多な事務。一般事務。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・会務(かいむ)
意味: 会の事務。(出典:精選版 日本国語大辞典)