偉業
「偉業を成し遂げる」などのように使う「偉業」という言葉。
「偉業」は、音読みで「いぎょう」と読みます。
「偉業」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「偉業」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
偉業の意味
「偉業」には次の意味があります。
・偉大な事業。すぐれた業績。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「偉業」とは、人々に恩恵を与えるような偉大な事業のことや、スポーツ選手が素晴らしい成果を発揮したときなどに使う言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その幸福は不安定なものであり、あなたのご偉業いぎょうは確実なものですのに。
(出典:バルザック/菅野昭正訳『谷間のゆり(上)』)
・相手はついさっき、死ぬという個人的な偉業を成し遂げたばかりなのだ。
(出典:村上春樹『1Q84 BOOK3』)
・美の領域に於ける太子の偉業は今日から見て実に世界大なものがある。
(出典:高村光太郎『美の日本的源泉』)
・自分たちが行ったことは偉業だと、エルミは少しも思っていなかった。
(出典:雨木シュウスケ『レジェンド・オブ・レギオス 第3巻 レギオス顕現』)
・これだけの肉が私の体から消えていくって、やっぱり偉業としかいいようがない。
(出典:林真理子『美女入門 PART2』)
類語
・大業(たいぎょう)
意味:規模の大きい事業。重大な事業。(出典:デジタル大辞泉)
・覇業(はぎょう)
意味:力をもって天下を支配すること。覇者の事業。(出典:デジタル大辞泉)
・難業(なんぎょう)
意味:むずかしい事業。困難な仕事。(出典:デジタル大辞泉)
・実績(じっせき)
意味:実際に現れた功績、または成績。(出典:デジタル大辞泉)
・業績(ぎょうせき)
意味:事業や学術研究の上で獲得した成果。(出典:デジタル大辞泉)