値踏み
「専門家に値踏みをしてもらう。」などのように使う「値踏み」という言葉。
「値踏み」は、「値」が音読み、「踏み」が訓読みで「ねぶみ」と読みます。
「値踏み」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「値踏み」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
値踏みの意味
「値踏み」には次の意味があります。
・値段を見積もってつけること。評価。値積もり。(出典:デジタル大辞泉)
恋愛などにおいて、自分の経験と価値観をもって相手を評価する際にも使用します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もっともその代わり、値踏みするような視線が向けられることになった。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 12 ダブルセブン編』)
・お前はできる奴なのか、とこちらを観察し値踏みしているような眼差し。
(出典:沢木冬吾『償いの椅子』)
・コートの女の言葉を値踏みする色が、その眼の光の中に含まれていた。
(出典:夢枕獏『風果つる街』)
・そしてしばらく言葉をためらい、信用できる男かどうか値踏みするのだ。
(出典:結城昌治『修羅の匂い』)
・大文字は主婦が大根の値踏みをするような眼で露骨に連絡員を見続けた。
(出典:東郷隆『(定吉七番シリーズ 2) ロッポンギから愛をこめて』)
類語
・鑑定(かんてい)
意味:美術作品,骨董品の制作者,年代,制作地,真贋の判断を行うこと(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・査定(さてい)
意味:金額・等級・合否などを調査したうえで決定すること。(出典:デジタル大辞泉)
・見積もり(みつもり)
意味:見積もること。あらましの計算をすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・品評(ひんぴょう)
意味:品物・作品などの価値・優劣を論じ定めること。品定め。(出典:デジタル大辞泉)
・採点(さいてん)
意味:評価して点数をつけること。また、つけた点数。(出典:デジタル大辞泉)