借り入れ
「銀行からの借り入れ」などのように使う「借り入れ」という言葉。
「借り入れ」は、音読みで「かりいれ」と読みます。
「借り入れ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「借り入れ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
借り入れの意味
「借り入れ」には次の意味があります。
・金銭や品物を借りること。(出典:デジタル大辞泉)
「借り入れ」の対義語は「貸出(かしだし)」です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その目的でフランス銀行からナポレオン金貨を三万枚借り入れたのです。
(出典:ドイル/鈴木幸夫,鮎川信夫,齊藤重信訳『シャーロック・ホームズ全集(上)』)
・革命のどさくさの時くらい借り入れサギ師が派手に活躍したときはない。
(出典:ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録』)
・経営的にみても、ホテル事業は多くの資金を借り入れて起こす借金産業である。
(出典:南里征典『赤坂哀愁夫人』)
・銀行借り入れで株を購入したのはごく一時期のことでもあった。
(出典:高杉良『勇気凜々』)
・運動費を、うまくつかいわけ、幕府からの借り入れを何としても成功させねばならぬ。
(出典:池波正太郎『剣客商売 18 番外編 黒白 下』)
類語
・貸出(かしだし)
意味:金融機関などが、貸付金を支出すること。(出典:デジタル大辞泉)
・借りる(かりる)
意味:あとで返す約束で、人の物を一時的に自分のもののように使う。(出典:デジタル大辞泉)
・借金(しゃっきん)
意味:金銭を借りること。また、借りた金銭。借銭。借財。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・貸付(かしつけ)
意味:金品を貸してやること。期限や利子、料金などを定めて、金品を貸すこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・拝借(はいしゃく)
意味:借りることをへりくだっていう語。つつしんで借りること。(出典:精選版 日本国語大辞典)