倒産
「あの会社は倒産した」などのように使う「倒産」という言葉。
「倒産」は、音読みで「とうさん」と読みます。
「倒産」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「倒産」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
倒産の意味
「倒産」には次の意味があります。
・企業が経営資金のやりくりがつかなくなってつぶれること。企業が不渡手形などを出して銀行から取引停止を受け、営業困難に陥ること。(出典:デジタル大辞泉)
つまり「倒産」とは、会社がつぶれることです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・銀行はどんなことがあっても、絶対に倒産しないものと考えられてきた。
(出典:山田智彦『銀行 男たちの報酬』)
・彼女が二十歳のとき、父親の会社が不渡手形を出して倒産してしまった。
(出典:呉善花『続 スカートの風』)
・佃の倒産を待つといっても、いつになるという確約があるわけではない。
(出典:池井戸潤『下町ロケット』)
・従業員数二十名程度の小さな株式会社だったが、四年前に倒産している。
(出典:初野晴『漆黒の王子』)
・残りは倒産した時の債務の一部にあてたが、病妻には内緒にしていた。
(出典:半村良『下町探偵局PART2』)
類語
・破産(はさん)
意味:債務者が債務を完済することができなくなった状態。(出典:デジタル大辞泉)
・廃業(はいぎょう)
意味:それまでの商売や職業をやめること。(出典:デジタル大辞泉)
・経営破綻(けいえいはたん)
意味:倒産のこと。(出典:デジタル大辞泉)
・潰れる(つぶれる)
意味:経営・生活などが成り立ってゆかなくなる。(出典:デジタル大辞泉)
・倒れる(たおれる)
意味:資金などが続かなくなり仕事がゆきづまって、店・会社などがつぶれる。(出典:デジタル大辞泉)