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望月とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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望月

「望月の夜」などのように使う「望月」という言葉。

「望月」は、訓読みで「もちづき」と読みます。「ぼうげつ」と読まれることもあります。

「望月」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「望月」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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望月の意味

「望月」には次の意味があります。

陰暦十五夜の月。特に、陰暦8月の十五夜の月。満月。もちのつき。(出典:デジタル大辞泉)

簡単に一言で言い換えれば、満月の別名です。
特に、陰暦8月の満月「中秋の満月」を指す場合が多く、秋の季語とされています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・「ねがはくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃」と詠んだ西行である。
(出典:山田風太郎『死言状』)

・そのきさらぎの望月の頃に死にたいとだれかの歌がある。
(出典:伊藤左千夫『春の潮』)

・平安朝貴族の繁栄は、十世紀末から十一世紀初頭にかけての時期、わが世を望月の欠けたことのない状態にたとえた藤原道長の時代において最高潮に達する。
(出典:久保田正文『百人一首の世界』)

・わたしの幸福は、望月のように欠けたところがありません。
(出典:オウィディウス/田中秀央,前田敬作訳『転身物語(上)』)

・そう念じて読書に打ち込み、約束の望月が近づいてきたところで、なんと、風邪を引いた。
(出典:冲方丁『光圀伝』)

類語

満月(まんげつ)
意味:全面が輝いて円く見える月。月と太陽の黄経の差が180度になったときに起こる。十五夜の月。望ぼう。もちづき。(出典:デジタル大辞泉)

明月(めいげつ)
意味:曇りなく澄みわたった満月。また、名月。(出典:デジタル大辞泉)

名月(めいげつ)
意味:陰暦8月15日の月(芋名月)。また、陰暦9月13日の月(栗名月・豆名月)。(出典:デジタル大辞泉)

芋名月(いもめいげつ)
意味:陰暦8月15日夜の月。中秋の名月。初名月。(出典:デジタル大辞泉)

十五夜(じゅうごや)
意味:陰暦8月15日の夜。中秋の名月の夜で、酒宴を催し、詩歌を詠む習わしがあり、また、月見団子・芋・豆・栗などを盛り、ススキや秋の草花を飾って月を祭る。芋名月。初名月。(出典:デジタル大辞泉)

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